◎給水工事について
各自治体で給水引きこみ管の口径による敷地内給水箇所数が制限されていることがほとんどです。この場合の給水箇所は、例えばガス給湯器入り口や浴室などでの別設置のシャワー設備なども含まれます。厨房の食器洗い乾燥機の繋ぎこみももちろん1か所としてカウントされます。通常住宅なら必要とされる場所を具体的に挙げてみましょう。
@厨房(シンク・食器洗い乾燥機、もしあるならサブシンク給水栓)
Aトイレ(便器 洋風なら一か所 和風と小便器なら二か所 手洗器)
B洗面脱衣場(洗面化粧台・洗濯機・もしあれば掃除流し用)
C浴室(シャワー付き混合水栓・もしあれば浴槽落し込み水栓)
Dその他設備(給湯器繋ぎこみ器具、外部散水栓)
この箇所数をトータルすると10か所以上は簡単になります。たいていの場合13mmの引込み管なら数か所の給水箇所が普通ですので、たぶん引込み管は20mm以上が必要になると思います。
ここで注意することは、引きこみ口径が小さいのに多くの給水栓を設置することです。給水栓が多いことで計画の給水の水圧が確保できず、例えばガス給湯器の水圧不足などの問題が起こることがありますので、指導いされた箇所数以内を目標にするべきと思います。
配管については、近年硬質塩ビ製VP管がほとんどです。さびやジョイント部の腐食がなく、エルボやチーズなど接着の確実性で問題は送りにくいものです。ただ基礎などに埋め込み配管をする場合、仮枠などを組み立てた後に設置したとき、仮枠止めの釘などで配管に穴をあけてしまったりしないように注意する必要はあります。
※引込み管に鉛管を使用した古い家がたまに見受けられるので合わせて設備業者に注意しておくようお勧めします。
◎排水工事
雨水排水工事は敷地内雨水の排除に欠かせないものです。近年ゲリラ豪雨などが話題になっていますが、この排除に個人としてできることは敷地内雨水の速やかな除去のための配管計画です。地域全体の雨水の処理は自治体の施策によるのでここでは敷地内排水のみを取り上げます。
速やかな排水や複数配管設置のために集水枡が有効です。この枡は建物からの雨水などの集水などにも有効なので計画に入れておくべきでしょう。枡は集水やつなぎの機能のほかに掃除にも有効です。とすれば長い配管を必要とするなら途中に集水枡を計画するようにしたいものです。
拝観は多くは硬質塩ビ製VU管(VP管に比べ管の肉厚は薄いものになります)接続は接着剤でジョイントします。理想的にいえば配管の勾配は末端に向かって下るようにします。雨水の場合排水最終の水位が高いことが多いため、ほぼ水平な配管になることもあり集水枡や配管の管底に水のたまりができないよう注意したいものです。
汚水配管の場合、臭気も同時に解決しておかなければなりません。当然既製品として汚水枡が用意されているので臭気については問題ないでしょう。ここで注意すべきは配管の勾配です。通常1/50〜1/100に設定されています。この理由は汚水の場合固形物と液状物が混在し、すべてを排除することが必要だからです。勾配を急にすれば液状のみ排除され固形物は残されることになります。つまりは固形物で配管が詰まることも考えられます。また勾配を緩くすれば固形物液状物の双方とも排除されず、問題になります。指定業者の工事を必要とするのもこのような問題解決を容易にするためです。
雑排水も汚水に準じたことを注意してこくことが大切です。
次の設備については次回の項で説明します。



